- 2020/06/15
- LIBERTY カスタムバテン
LIBERTY カスタムバテン 5
続くフェタベンチュラ戦(7月)はアントワーヌが長年優勝を続けているレースでコンディションも強風、30-40ノットセイルサイズは7.0-5.2を使った。結果は8レース中1位3回、2位2回、総合1位で、2位のマテオを大差で抑えた。アントワーヌにとっては予定どおりの勝利(勿論プレシャーも大きいはずだ)で次戦のデンマーク(9月)が大事なレースになった。
デンマーク戦はライト、ミディアムウィンドコンデションで2-4番手でスタートしてトップでファーストマークに入るには他の選手より抜きんでたトップスピードが必要になるため、カスタムバテンが作られた。アントワーヌはラージボードに9.4, ミディアムボードに8.6,7.8を使用し、風域は7―18, 15-30ノットにも及ぶ。強風だけでなくコース内で変化するブローが抜けたときも失速を最小限に抑える性能が要求される。オーバーパワーでコントロールの改善とスピードアップ、ブローが抜けてもスピードを極力維持する。その答えが風速の強弱によるフォイル変化の少ないセイル(バテン)にあると考えている。
結果としてデンマーク戦は7レース中1位4回、4位1回、総合1位で2位のマテオを僅差でおさえた。
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