アントワーヌ・アルボー、エンリコ・マロッティ、アマド・ビリスキー、タティ・フラン、アーノン・ダガン,マリオン・モルテフォン等PWAトップ選手にカスタムバテンを供給しています。彼らの要求は強風時に安定したコントロールができ、かつライトウィンド時にもパワー維持できるものという一見相反するものです。リバティセイルはPWAからのフィードバックを元に更に進化したバテンレイアウトを提供します。2022年はボトムバテン以外をすべてカーボンに変更しました。LX7の特徴である硬いカーボンチューブ(プロダクションバテンと比べ2倍)と深めのテーパーバテンによって、強風やライトウィンド時にフォイルの変化を最小限にとどめ、風の流れを安定させることが実現できました。LX7バテンは強風時のコントロールはもとよりライトウィンド時のパワー維持にも威力を発揮します。セイルの理想とするフォイルをキープし、風の流れを乱すことなくトップスピードへとつなげていきます。カーボンチューブバテンは4.7から9.0まで、最新X-プライを使用し軽量をキープしています。


    LX SEVEN
    SIZE LUFF BOOM BATTEN/CAM WEIGHT PRICE MAST
    4.7m² 377cm 163cm 6/0 3.5kg ¥97,000 RDM340
    5.3 399 178 6/0 3.9 ¥101,000 RDM370
    5.9 429 191 6/0 4.0 ¥105,000 RDM400
    6.5 458 194 7/0 4.4 ¥110,000 RDM430
    7.1 462 206 7/0 4.6 ¥120,000 RDM430
    7.9 492 212 7/0 4.9 ¥127,000 RDM460
    9.0 514 220 7/0 5.2 ¥135,000 RDM490
    ラフ長とブーム長は変更することがあります。

    LX7で確立したノーカムスラロームセイルのデザインをベースに2020年に世界初のノーカムFOIL スラロームセイルとして誕生したLX7 FOIL LIGHT。軽量でしなやかなセイルによって軽いパンピングでリフトします。ライトウィンドから素早い立ち上がりとハイウィンドでのバックハンドプレッシャー軽減はリバティカーボンバテンならではのものです。バテンはワールカップリバティカスタムバテンからフィードバックされたFOIL専用デザインとなっています。セイル素材はLX7同様に全面に軽量高強度のX-PLYを採用しているためFOIL初心者や中級者に多いセイルアップでのセイルへのダメージも軽減できています。


    LX FOIL LIGHT
    SIZE LUFF BOOM BATTEN/CAM WEIGHT PRICE MAST
    5.0m² 425cm 170cm 6/0 4.0kg ¥100,000 RDM400
    6.0 460 185 6/0 4.2 ¥107,000 RDM430
    7.0 488 195 7/0 4.5 ¥117,000 RDM460
    8.0 511  207  7/0 4.8 ¥127,000 SDM/RDM490
    ラフ長とブーム長は変更することがあります。
    適用マスト: LIBERTY,DUOTONE,GA,SIMMER,SEVERNE,EZZY,POWEREX
     

    バテンチューニング (カーボンチューニング バテンセット)

    PWAの選手は自分の体格 、風や海面のコンディションに合わせる為にチューブバテンの固さ、カーボン含量などを(例100%、80%、60%、30%)を変えている。ロッドバテンのテーパーの距離、厚みなどもチューニングしている。バテンチューニングはセイルパワーやコントロールなどをコンディションにあわせるために行う。 メリットは強風時にセイルを張り替えずに楽にセイリングできる。チューニング バテン(8.5mm径の100%カーボンチューブ)をバテンポケットに入ることでジャストからジャストオーバー時にセイルコントロールを格段に向上できる。バテンの出し入れは簡単で瞬時におこなえる。但し、ライトウィンド時はバテンを抜くこと忘れないように。抜かないとライトウィンド時のパワーが弱くなる。

    ■ジャストコンディション:

    ブーム上2本をいれる。 写真 "チューニングバテン位置" NO.4, 5, バックハンドが軽くコントロールがいい。

    ■ジャストオーバーからオーバー:

    ブーム下から上3本を入れる。 NO。4,5,6,オーバーが解消され楽にセイリングができる。ダウンを2−3mm緩めることも有効だ。通常オーバー時はダウンを引ききっていることが多くセイルが硬くなっている。ダウンを若干緩めることでマストのしなりを戻し、サイドベントしやすくハンドリングを良くすることができる。 一見逆のことをしているようだが確実に効果があるチューニングだ。

    ■ライトウィンド:

    チューニングバテンを抜かないとパワー不足になる。"特にブーム下は絶対に抜く"

    チューニングバテンセット4本 (8.5mm 100% スーパーライトカーボン)  
    Sセット(90, 80, 70, 60) 5.9,5.3,4.7,4.0 用 ¥16,000
    Mセット(120,110, 100, 90) 8.0, 7.2, 6.5 ¥18,000
    Lセット(130,120,110,100) 9.6, 8.8, 8.0 ¥20,000
    フルセット6本(130,120,110,90,80,70) 9.6, 8.8, 8.0, 7.2, 6.5,5.9,5.3,4.7,4.0 用 ¥25,000

     

    ●セイルパーツ  
    BC バテンキャップ ¥200
    BCR バテンキャップ+20cmロッドバテン ¥350
    BT バテンテンショナー ¥800
    RBM 8.5mmロッドバテン50-90cm ¥1,500
    RBL 8.5mmロッドバテン1-2m ¥1,800
    レースカム S,M,L ¥1,500
    ミニカム M,L ¥1,000
    TEKCAM SDM,RDM用 ¥1,900

    SCBSスーパーライト100%カーボン8.5mm 1.5m ¥7,000
    SCBMスーパーライト100%カーボン8.5mm 2.5m ¥11,000
    ダウンのシートワーク


    シートをクリートの横から通して丸める。

    丸めたシートをポケットに入れる。いつでも簡単にシートを取り出しダウンの調整ができる。
       
       

    ※ラフ(ダウン)

    数値はマスト径、およびメーカーによって1-2cm違う。またコンディションに合わせることも必要になる。

    ※フットベルト

    強く引くとパワーが増す。セイリング中にノーズのパンチングやセイルのパワーが若干強いときはダウンを変える前に少し緩めるとコントロールが良くなる。

    ※アウトホール

    ダウンの引く量によって2−3cm 変化する。ブーム長データにこだわらずダウンを決めてからブーム長をあわせる。マイナステンションはアンダーから深い下りに有効。通常は0〜+3cm、風速が上がりコントロールしづらくなるとアウトを引いていく。

    ※上下のアウトホールグロメット

    上のグロメットは最大のパワーを得る。セイルが重く感じたら下を使う。下のグロメットは最大のコントロールを得る。パワーが足りなかったり、上りが悪い時は上に変えるのもいい。